日本集団精神療法学会第40回学術大会 ー次世代と共有するグループの多様性-

本大会はグループを体験的にも理論的にも様々に学ぶことのできる絶好の機会です。19日には自主ワークショップ「芸術の知による研究《アーツ・ベイスト・リサーチ=ABR》とは何か?~クリエイティブ・アーツセラピーのグループ体験から~」が実施されます。このWSでは、近年日本でも発展しつつある、芸術活動を通して探究する「研究法」であるABR=Arts-Based Research(アーツ・ベイスト・リサーチ)がどのようなものかを提示します。その特徴は「言葉によらない知、体感から獲得する知、論理的思考でなく右脳的思考と直接対話すること(Malchiodi, 2018)」にあります。ダンスセラピーにおいてダンスそのものをリサーチツールに使うアプローチはここに位置付けられます。エビデンス・ベイスト・リサーチが重視される中、なぜABRなのか? スタンダート化された尺度では計り知れないダンスの主観性・創造性・個別性の力への信頼と畏怖の念があると言えるでしょうか。ご参加のみなさまと探ってみたいと考えています。

【日時】2023年3月18・19日
【場所】ウィンク愛知(名古屋)
【参加対象者】医療・福祉・教育・司法などの領域で対人支援に従事し、守秘義務を遵守できる方
【主催】日本集団精神療法学会
【お問合せ・詳細】https://jagp1983.com/?page_id=7317

※大会ウェブサイトをご覧ください。